'The sky was pure opal now' said Oscar Wilde.
Sunset-orange, aurora-green, sky-blue and dawn violet.....
Nature color pallet all in one in this Victorian opal ring
framed with old mine diamonds and cranberry-red rubies. C.1890
I'm pretty sure that Oscar would have cherished this Victorian beauty
if he had had the chance to see her....
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オパール月の10月に合わせたようにイングランド南東部の
小都市サリーから届けられた美しいヴィクトリアンのオパールのリング。
夜明けの薄紫、曙のピンク、まどろむ春の空のブルー、
オーロラのネオングリーン、夕焼けのオレンジ….
半透明の優しいミルキーグレーのボディーカラーの上に
色とりどりの色斑が指を動かすたびにふわりふわりとたゆたいます。
見る角度によって異なる色彩が刷毛でさっと一塗りされた
フラッシュのようにひらめき、刻刻と表情を
変えていく様は良質のオパールの証。
このリングが製作された19世紀末に生きた耽美派の詩人、
オスカーワイルドは 'The sky was pure opal now.’ と
移ろう空の表情をオパールに例えていますが、
オパールの美しさの真骨頂は見る角度や光によってドラマティックに
変わるその色彩のうつろい(Play of colour :遊色効果)にあります。
このオパール特有の光のイリュージョンは石の中に封じこめられた
太古の水の粒子の配列の妙によってもたらされるもの。
その美しさは自然と年月が手に手を取り合って描いた
抽象絵画のようにも見えてきます。
折しも芸術の秋、掌に極小絵画を飾ってみるのも
オツな物ではないでしょうか。
アンティークのオパールのジュエリーにはこのリングのように
オパールにルビーの赤やデマントイドガーネットの翠を合わせた
作品が数多く見られます。オパールの中に存在する色を拾い、
よりその色彩が輝くように宝石でメイクさながらに色を足す、
その柔軟な西洋的色彩センスには脱帽!!
先日遭遇した宝石のような秋の夕焼け。
オスカー・ワイルドもこの空を見てオパールを
オスカー・ワイルドもこの空を見てオパールを
イメージしたのかも....と想像したくなるほどの
切ない美しさに満ちています。
切ない美しさに満ちています。
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