Breathtaking pansy brooch by remarkable French enamelist Duval, circa 1890. Combination of carved amethyst and foil-backed enamel, for which he was known for, adds liveliness to this unique piece.
手に取ると摘み取ったばかりのパンジーの瑞々しさが
伝わってくるような素晴らしいブローチ。
写実主義を追求しつつもどこかこの世のものでないような
幻想的な美しさを漂わせます。
Tiffany社は1889年のパリ万国博覧会で写実を極めた
オーキッド(蘭)のエナメルジュエリーを発表し
絶賛を浴びましたが、同じパリ万博でオーキッドと
蝶のジュエリーを出品してTiffany と双璧の評価を
得たエナメリストがこのブローチの作者と思われる
エナメリスト、デュバルです。
ふっくらとした花びらの形に磨かれたつややかな
アメシストと後ろに箔を敷いて発色効果を
最大限に引き出した花芯周りのエナメルの艶やかさが
黒ずんだシルバーを背景に留められたローズカット
ダイヤモンドの花びらの硬質な輝きと
ハッとするようなコントラストを見せ、作者の
緻密な計算を感じさせます。
宝石という永遠の絵の具でやがて散り行く
花の刹那の美を見事に写し取った佳品です。
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