19世紀後期のナポレオン3世時代にロココリバイバルの
スタイルで作られたと思われる華麗なリングです。
この時代に流行したブルジョワジー好みのクラシカルで
洗練されたナポレオン3世様式の家具の装飾要素を
ミクロの世界にぎゅっと凝縮したかのような
金細工の力強さと美しさ。
シトリンの透かし彫りの台座上で絡み合う葉とリボン
そして矢羽根とウィングを月桂樹のリーフで挟みこんだ
シャンク部分のデコレーションの緻密さは思わず
寝静まった夜中にこっそり小人が作ったんではないか...
と疑いたくなる完成度です。
宝石のリングというとどうしても主役の石に目が
フォーカスしてしまいがちですが、このリングは
脇役が主役を凌駕してしまっている稀な一例かもしれません。
先日のオフに田舎から送られて来た無農薬栽培の
夏みかんでマーマレードを作ってみました。
白砂糖の代わりにオーガニックのアガペシロップを
加えたところ、夏みかん特有のほろ苦さが
よりくっきりと際立ってなかなか乙な味わいに。
艶やかなシトリンを思わせるジューシーな
マンダリンイエローの色合いが
爽やかな香りとともに我が家の初夏の食卓を
彩ってくれています。
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