2015年8月24日月曜日

Autumn Lalique


Art Nouveau Lalique Stickpin

A petite work of art crafted by the renowned Art Nouveau jewelry designer– Lalique.
Ivy leaves with autumn tint glimmer on mystic lake green cabochon-cut pâte de verde glass so indicative of the period. The artist's distinctive "Satinage “ finish turns a piece of glass into unique art, adding softness and depth effects . Signed and complete with original Bordeaux red leather box.

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山深い湖を思わせるとろりとした光を奥にたたえた

翠色のカボションのガラスの上にワイン色に色づいた

4枚の蔦の葉をあしらったラリックのスティックピン。

作家の故郷アイ村の初秋の風景を象ったものでしょうか、

親指の爪先ほどの面積の中に広がるラリックの世界は

内部から発光するような強いオーラを持って見る目を釘付けにします。

もう少し涼しくなったら柔らかいキャメルカラーの

ハリスツィードのジャケットに合わせてみたい

お気に入りの秋色ラリックです。


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このラリックのガラスのビジューはパート・ド・ヴェールと

呼ばれる技法で作られています。

パート・ド・ヴェールはフランス語で「ガラスの練り粉」を意味し、

ガラスの粉を石膏の鋳型に詰めて焼成し、徐冷後に

石膏型を壊して取り出して表面を仕上げるガラス技法を指します。

その起源は古代メソポタミアまで遡りますが、行程が煩雑で

手間がかかる為に量産できる吹きガラスに取って代わられ、

途絶えてしまった幻の技法とも言われています。

この失われていた技法が蘇ったのは19世紀末アールヌーヴォー期のフランス。

ガラス粉の層の積み重ねによって表現される空間の奥行きや

微妙な色の階調、表面仕上げによって変わる表情の豊かさなど

繊細な絵画的表現にマッチしたパート・ド・ヴェールの技法が

ラリックやドーム兄弟をはじめ、アールヌーヴォーの旗手とされる

アーティストたちの表現の幅を広げインスピレーションに

大きく寄与したことは想像に難くありません。

ラリックは他の宝飾作家達に先駆けてガラス素材をジュエリーに

意欲的に組み込んでいきます。彼にとってガラスは宝石と同列、どちらも

イメージを描き出す絵の具のパレットの一部という認識だったのでしょう。

アールヌーヴォー期のジュエリーは『ジュエリー=高価な素材』

という方程式に捕われない自由な素材使いで知られますが、

ラリックはその牽引者でした。

ガラスの表面に霜を降らせたようなラリックの

サティナージュ(フロスト加工)は世界最高の技とも言われ、

このスティックピンにも用いられています。

ここでは蔦の葉の表面にわずかに磨き込むことで

葉の自然な艶感や翠色の背景との質感のコントラストによる

奥行き感を巧みに表現しています。


★こちらのLaliqueのピンはご売約です。ありがとうございました★

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2015年8月17日月曜日

Mon favori bleu

A refreshing cool fjord-blue baguette-cut aquamarine shines front and center in this stylish Art deco 
 ring. The center aquamarine is attended by stylized fans set with twinkling rose-cut diamonds, high lightened with exquisite milgraining and scroll design on the gallery. From my private collection. 




すっかり日焼けした小麦色の手もとに

氷河のかけらのようにきらめく

フィヨルド・ブルーのアクアマリン。


ジオメトリックにデザインした扇を石の両脇に

あしらったアールデコ・スタイルの

すっきりとしたシャンクが

アクアマリンの楚々とした清涼感を

効果的に引き出しています。


”山椒は小粒でピリリと辛い”という言葉がぴったりの

小品ながらお気に入りのサマー・リングです。


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2015年8月9日日曜日

Mesmerizing Art Deco Target Ring




Crisply hand fabricated in France during Art Deco period, this lovely bull’s eye ring boasts a blazing cushion-shaped halo of calibre-cut ruby framing a dazzling old-European-cut diamond weighing approximately 1.2 carats. Graceful fleur-de-lis motif on the shoulders and delicate milgrain edges on the bezel, along with an effective combination of yellow gold and platinum, add a classical touch to this modern graphical design ring.

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目の覚めるような鮮やかな紅色のカリブレカットの

ルビーでクッションシェイプに縁取られた

大粒のオールドヨーロピアンカット

ダイヤモンドがアヴァンギャルドな印象のリング。

アールデコ期のフランスで製作された作品です。


ルビーの赤を引き立てる山吹色のイエローゴールドと

ダイヤモンドの白を引き立てるプラチナ

二色の地金の巧みな使い分けや縁に施された

細かなミル打ちなどの繊細なディテールが

この時代を特徴付ける白と赤の強い色彩の

コントラストを和らげ、優美さを添えています。


百合の紋章のモチーフがあしらわれたシャンクも

きりりと美しく、第一次大戦後のヨーロッパ社交界に

颯爽と登場したモダン・ガールの面影を

彷彿とさせる強さとコケティッシュな魅力を

合わせ持った美人リング。


自分が7月生まれのブライドだったら絶対に

このリングをエンゲージリングにするのに…と

密かに歯がみをしてしまう、とっておきのリングです。


オールドヨーロピアンカットダイヤモンド
約1.2 ct


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2015年8月6日木曜日

Antique Rose-cut Diamond Necklace

Simplicity crystalized in timeless allure.
This charming drop-shaped rose-cut diamond necklace would make a perfect wardrobe for summer holiday!
With urban safari style, feminine resort dress or you can just go with simple T-shirt. 
A central pear-shaped rose-cut diamond glistens like  a kaleidoscope
within a scalloped-claw basket frame crafted in gold. Accompanied with a matching screw chain.






甘露のようなローズカットのダイヤモンドペンダント。

午睡にまどろむ夏の泉にも似たとろりとした

白い光に溢れた石の中を覗き込むと

裏面に貼られたフォイルとダイヤモンド特有の

光の回折が織りなす

万華鏡のような光のモザイクの

さざ波に誘われ、時を忘れてしまいそうです。


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